岩井志麻子
いわいしまこ / Iwaishimako
工作趨勢
輪廓
岩井 志麻子(いわい しまこ、1964年12月5日 - )は、日本の作家、タレント、AV監督。身長160cm。血液型はA型。2009年6月よりホリプロ所屬。『5時に夢中!』(東京MXテレビ)の木曜レギュラーコメンテーターを務める。
來歴
岡山縣和氣郡和氣町生まれ。2歳下に誕生日が1日違いの妹がいる。岡山縣立和氣閑谷高等學校商業科卒業。
1982年、高校在學中に第3回小説ジュニア短編小説新人賞に佳作入選。1986年、少女小説『夢みるうさぎとポリスボーイ』で作家デビュー(この時は本名の竹内志麻子名義)。
1988年、岡山縣にて最初の結婚。相手は熱心なファンだった、代々續く地元企業の社長。のちに娘と1993年に息子を出産。
1999年、岡山桃子名義で投稿した『ぼっけえ、きょうてえ』で第6回日本ホラー小説大賞を受賞。これを機に離婚し、單身上京する。離婚屆提出時に「名義の書換が面倒くさい」という理由で舊姓に戻さず、岩井志麻子のままとなる。
2000年、『ぼっけえ、きょうてえ』で第13回山本周五郎賞を受賞。2002年、『岡山女』で第124回直木賞候補となる。同年には、『trái cây〔チャイ・コイ〕』で第2回婦人公論文藝賞、『自由戀愛』で第9回島清戀愛文學賞を受賞した。
2000年4月から「KSBスーパーJチャンネル」(瀬戸内海放送)の金曜コメンテーター(番組紹介ではレギュラーゲスト)を務めている。2005年秋季まで、『2時ワクッ!』(關西テレビ)に木曜レギュラーとして出演。
2005年4月から『5時に夢中』(東京MX)の木曜コメンテーターを中瀬ゆかりと務める。出演は2023年現在も續いており、レギュラー出演者中最長。
2007年春から、テレビ朝日系クイズバラエティ『すくいず!』「世界ビックリ映像クイズ」(土田晃之MC擔當回)の解答者。同年11月に行われた早稻田祭の人物研究會の企畫であった下ネタしばりの講演會に講師として出演した。
2008年3月27日の『5時に夢中!』放送中に、ウルトラ・ソウルのカラオケボックスでボーイをしていた18歳年下の韓國人と再婚したことを發表した。同年3月に日本で、4月に韓國で婚姻屆を提出。2010年12月にタイ・バンコクで擧式した。
2023年11月、孫が誕生したことを公表した。
人物
志麻子という名前の由來は、父親が岩下志麻のファンだったからとのこと。過去に竹内志麻子名義で執筆活動をしていたことについては「竹内志麻子時代のことに觸れることは川島なお美の『お笑いマンガ道場』出演時代のことに觸れるようなもの」と語っており、タブー扱いしている。なお、小説版『花より男子』は名義變更後も再版され、クレジットは舊名のままだが、經歴欄には現在の名義が明記されている。竹内志麻子名義での活動時に『こちら葛飾區龜有公園前派出所』の45卷(1987年)の解説を書いたこともある。
集英社のコバルト文庫レーベルでジュニア小説(今で言うライトノベル)を執筆していたが、全く賣れず、ホラー小説を執筆したことでテレビにも出演できるようになったと發言をしている。その際に「少女よりも妖怪との波長の方が合っていた」「私の小説はライトノベルではなく、『ヘビーノベル』である」と語っている。數多くのホラー小説を執筆しているせいか、心靈現象や奇妙奇天烈な人物と遭遇することが多いが、本人は靈感がまったくないと著書の中で語っている。なお、自分の作風に最も影響を與えたのは楳圖かずおの漫畫『洗禮』だと發言している。
離婚後に上京する際、春彦(大藪春彦に由來)と名づけた愛用の散彈銃を携えており、現在でも東京都公安委員會の許可を得て所持している(銃所有歴は2024年の時點で30年程度)。2024年時點で所有する銃はニッサンミロク(上記の通稱「春彦」)とベレッタ(通稱「フィリッポ」)の2丁。
同年齡で親友である漫畫家の西原理惠子と編集者の中瀬ゆかりと共に「熟女キャッツアイ」を名乘り、トークショーなどの活動を行っている。
西原理惠子の漫畫では、「しまん子ちゃん」というフェラ皺を描かれた目つきの惡い姿でしばしば登場し、男性に無理やり襲い掛かるキャラクターとして描かれている。また、『5時に夢中!』を契機に交友が始まった徳光正行らとは、定期的に「オメ★コボシ」というトークライブを行っている。
『新潮45』連載の『どスケベ三都物語』(『美男の國へ』の題で單行本化)などでも私生活を暴露している。そのためか娘とは疎遠になっている。
オナニーは幼稚園兒のとき(本人は4歳と言っている)以來毎日缺かさず行っており、「SEXとは別腹」と公言している。
各種の座談會、週刊誌の取材において、日本と韓國の男性のセックステクニックの違いについて語り「韓國の男はみんなチンコが小さい」「韓國人男はセックスが下手」「日本人男性は藝術點が高い」「キムチやニンニクをたくさん食べているから。韓國人の男の精液は辛い」などといった發言をしている。
18歳年下の韓國人夫の母親とは同い年である。
上述の通り韓國人男性との交遊を好む一方。愛犬の名前は「竹島」で、携帶電話の着信音は君が代に設定しているという。
本田昌毅(形成外科醫)と對談した後、膣内の壁を盛り上げることでセックスの感度をより高める施術「G-Shot」を受けた。
2019年(令和元年)5月18日放送の「胸いっぱいサミット!」で、「韓國人は手首を切るブサイクのようなものだ」などと發言した。これを受け關西テレビは、配慮に缺ける面があったとして、同年5月22日付の放送で謝罪した。
2024年4月時點で東京都新宿區歌舞伎町の2LDKの自宅に20年以上住んでいることを公表している。
納豆とパクチーが嫌いだと公言している。
出演
テレビ
- KSBスーパーJチャンネル-金曜日のゲストコメンテーターとして出演(瀬戸内海放送)
- 2時ワクッ!(關西テレビ)
- すくいず!(テレビ朝日系)
- 5時に夢中!(2005年4月6日 - 、TOKYO MX) - 木曜日レギュラー出演中
- 踊る!さんま御殿!!(日本テレビ)
- 雜學王3時間スペシャル(テレビ朝日)
- アリなし〜アリケン★ゴールデンスタジアム〜(テレビ東京)
- 笑っていいとも(2012年4月 - 2012年9月、フジテレビ) - 毎週金曜の「行列のまったくできない人生相談所」
- 黒い報告書 女と男の事件ファイルII「假面」 第3の報告書「リア充の女」(2012年12月8日、BSジャパン) - 岡谷元子 役
- カツヤマサヒコSHOW(2015年4月11日、サンテレビ)
- 緊急檢證!もののけ王座決定戰!〜子供にウォッチさせたくない妖怪たち〜(2015年8月8日、ファミリー劇場)
- めちゃ×2イケてるッ!しれっと19周年なんで目指せ問題ゼロスペシャル!!(2015年10月3日、フジテレビ) - 拔き打ちテストに參加。
- 有吉反省會(日本テレビ)
- 侵略!ガルパンダZ(2016年、TOKYO MX、サンテレビ) - リカのママ 役
- シリーズ横溝正史短編集 金田一耕助登場!「殺人鬼」(2016年11月25日、NHK BSプレミアム) - 賀川梅子 役
- ケンコバのバコバコテレビ(サンテレビ、2019年)
映畫
- 『シベリア超特急2』(2000年) - 滿州から引き上げてきた女の役で女優デビュー。岩井はこの映畫に多大な衝撃を受け、「私の人生は『シベ超(を見る)前』と『シベ超後』に分けられる」と發言。
- 『インプリント〜ぼっけえ、きょうてえ〜』(2006年) - 『ぼっけえ、きょうてえ』を米ケーブルTV向けにアレンジした、日本でも劇場公開された作品。岩井は女郎を折檻する遣りて婆役で出演している。
- 『大怪獸モノ』(2016年)
- 『シャノワールの復讐』(2018年、監督:河崎實) - 仁科專務 役
- 『メグライオン』(2020年、監督:河崎實) - パンサー星人 役
- 『遊星王子2021』(2021年、監督:河崎實)
- 『死刑にいたる病』(2022年5月6日、監督:白石和彌) - 赤ヤッケの女 役
- 『松島トモ子 サメ遊戲』(2024年、監督:河崎實)
CM
- XFLAG「モンスターストライク」『【モンスト6周年】モンストプリズン コラボだしん!』篇(2019年10月 - ) - クロちゃんと共演
ミュージックビデオ
- AKB48「シュートサイン」(2017年) - デビルタイガー志麻子 役
ラジオ
- GIFT〜未來への贈り物〜(2022年3月14日 - 3月18日)- プレゼンター
作品リスト
- 竹内志麻子名義(小説、ノベライズ)
- 『夢みるうさぎとポリスボーイ』集英社文庫コバルト、1986年
- 『そこで、そのまま戀をして』同、1987年
- 『青い月の戀人たち』同、1988年
- 『人魚たちの子守唄』同、1988年
- 『どんな戀にも美人なあたし』同、1989年
- 『ひと夏の迷い子たち』同、1990年
- 『制服のマリア』集英社コバルト文庫、1992年
- 『花より男子』神尾葉子原作(全15卷)集英社コバルト文庫、1994年-2005年
- 『パッションガールズ スーパーギャルズの純愛バトル』藤井みほな原作、集英社コバルト文庫、1995年
- 竹内志麻子名義(エッセイ集)
- 『空にキス』大和書房、1993年
- 岩井志麻子名義(小説)
- 『ぼっけえ、きょうてえ』角川書店、1999年 角川ホラー文庫
- 『岡山女』角川書店、2000年 角川ホラー文庫
- 『夜啼きの森』角川書店、2001年 角川ホラー文庫
- 『邪惡な花鳥風月』集英社、2001年 のち文庫
- 『魔羅節』新潮社、2002年 のち文庫
- 『自由戀愛』中央公論新社、2002年 のち文庫
- 『がふいしんぢゆう』角川書店、2002 年「合意情死」角川ホラー文庫
- 『trái cây(チャイ・コイ)』中央公論新社、2002年 のち文庫
- 『黒焦げ美人』文藝春秋、2002年 のち文庫
- 『樂園(ラック・ヴィエ)』角川ホラー文庫、2003年
- 『女學校』マガジンハウス、2003年 のち中公文庫
- 『悦びの流刑地』集英社、2003年 のち文庫
- 『薄暗い花園』雙葉社、2003年 のち文庫
- 『癡情小説』新潮社、2003年 のち文庫
- 『淫らな罰』光文社 2004年 のち文庫
- 『私小説』講談社 2004年 のち文庫
- 『永遠の朝の暗闇』中央公論新社 2004年 のち文庫
- 『花月夜綺譚』ホーム社 2004年 のち集英社文庫
- 『出口のない樂園』メディアファクトリー 2004年 のち文庫
- 『僞僞滿州』集英社 2004年 のち文庫
- 『戀愛詐欺師』文藝春秋 2004年 のち文庫
- 『死後結婚』徳間書店 2005年 のち文庫
- 『樂園に酷似した男』朝日新聞社 2005年 のち新潮文庫
- 『瞽女の啼く家』集英社 2005年 のち文庫
- 『べっぴんぢごく』新潮社、2006年 のち文庫
- 『無傷の愛』雙葉社 2006年 のち文庫
- 『黒い朝、白い夜』講談社 2006年
- 『タルドンネ』講談社 2006年
- 『オトコ・ウォーズ』マガジンハウス 2006年
- 『匿われている深い夢』講談社 2007年
- 『十七歳』徳間書店 2007年 のち文庫
- 『嫌な女を語る素敵な言葉』祥傳社文庫 2007年
- 『派手な砂漠と地味な宮殿』祥傳社、2007年
- 『永遠とか純愛とか絶對とか』光文社 2007年 のち文庫
- 『鐵道心中』雙葉社 2008年
- 『現代百物語』角川ホラー文庫、2009年
- 『五月の獨房にて』小學館 2009年
- 『夜の萬華鏡』中公文庫、2009年
- 『墮ちてゆく』徳間書店、2009年
- 『雨月物語』光文社 2009年 のち文庫
- 『月夜に鴉が啼けば』幻冬舍文庫 2009年
- 『死相鳥(しそちょう)とキッチンガーデン』光文社文庫 2010年
- 『嘘つき王國の豚姫』河出書房新社、2010年
- 『現代百物語 嘘實』角川ホラー文庫、2010年
- 『湯女の櫛 備前風呂屋怪談』角川ホラー文庫 2011年
- 『現代百物語 生靈』角川ホラー文庫 2011年
- 『現代百物語 惡夢』角川ホラー文庫 2012年
- 『韓流不貞女』寶島社文庫 2012年
- 『あの女』MF文庫ダ・ヴィンチ 2012年
- 『マカリーポン』河出書房新社 2012年
- 『妖し語り 備前風呂屋怪談』角川ホラー文庫 2012年
- 『現代百物語 殺意』角川ホラー文庫 2013年
- 『現代百物語 彼岸』角川ホラー文庫 2014年
- 『おんなのしろいあし』寺門孝之繪 岩崎書店 怪談えほん 2014年
- 『現代百物語 妄執』角川ホラー文庫 2015年
- 『現代百物語 因果』角川ホラー文庫 2016年
- 『忌まわ昔』角川ホラー文庫 2019年
- 『小説 エコエコアザラク』原作:古賀新一、誠文堂新光社(APeS Novels)、2019年
- 『業苦 忌まわ昔(貳)』角川ホラー文庫 2020年
- 岩井志麻子名義(エッセイ集、對談集)
- 『東京のオカヤマ人』講談社、2001年 文庫
- 『猥談 對談集』朝日新聞社、2002年 のち文庫
- 『志麻子のしびれフグ日記』光文社、2003年 「歌舞伎町怪談」文庫
- 『ぼっけえ戀愛道』太田出版、2003年
- 『最後のY談』中村うさぎ、森奈津子鼎談 二見書房 2003年
- 『爆笑問題の「文學のススメ」』新潮社 2003年
- 『女神の欲望』中村うさぎ 乙葉 メディアファクトリー 2004年
- 『嫌な女を語る素敵な言葉』祥傳社 2005年 文庫
- 『美男の國へ』新潮社 2007年
- 『熟女の友』マガジンハウス 2007年
- 『ハメルンの笛吹き女』中公文庫 2008年
- 『欲に咲く女、欲に枯れる女』イースト・プレス 2008年
- 『オバサンだってセックスしたい』ベスト新書 2010年
- 『熟女 (オバサン) の品格』2011年 ベスト新書
- 『無名都市への扉』圖子慧、宮澤伊織共著 創土社 2014年 クトゥルー・ミュトス・ファイルズ
- 『「魔性の女」に美女はいない』小學館新書 2015年
- 『女之怪談 實話系ホラーアンソロジー』花房觀音、川奈まり子共著 ハルキ・ホラー文庫 2015年
- 『凶鳴怪談』徳光正行共著 竹書房怪談文庫 2020年
映像作品
- 『ファンタズマ〜呪いの館〜』(企畫監修)
- 『インプリント ぼっけえ、きょうてえ』(映畫) - 岩井も出演
- 『自由戀愛』(ドラマW) - 岩井も出演
- 『ビッチ』(映畫) - 岩井も出演
- 『不安の種』(映畫) - 岩井も出演
- 『チャイ・コイ』(映畫) - 原作。川島なお美が岩井の役を演じた。
- 『韓流の夜』(アダルトビデオ) - 監督。一徹と淺井舞香の眞性本番。アダルト作品の監督を務めるのは2006年以來、2度目。
- 稻川淳二のねむれない怪談オールスターズ2(DVD) - 岩井も出演
- 『傳染る物語 〜KADOKAWA 怪談實話〜』(ひかりTV) - #1原作『現代百物語 妄執』所收「振り返ってはいけない」。岩井も出演。
連載雜誌
- 『アジアの雜誌』 小説「夜行性の天使の都」
脚注
關連項目
- 日本の小説家一覽
- 怪奇小説作家一覽
外部リンク
- 岩井志麻子-オンナのウラガワ ~名器大作戰~
- ホリプロ
- オメ☆コボシinfo (@omekoboshi_info) - X(舊Twitter) ‐ 岩井志麻子・徳光正行の特殊トークイベント『オメ☆コボシ』の告知用アカウント
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- 日本の小説家一覽
2024/11/24 09:01